手首のこぶ、しこりはガングリオン
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手首にしこりやこぶ(腫瘍)が発生した場合はガングリオンの可能性があります。
ガングリオンは皮膚の下にヒアルロン酸の一種であるゼリー状の液体がたまることで発生する腫瘍です。
基本的には手首に痛みをもたらすことのない、良性の腫瘍です。
若い女性によくみられ、痛みもないことから、手首に軟骨がでてきたと勘違いされる方もいらっしゃるようです。
ガングリオンははっきりとした原因がいまだ解明されていません。
再発性が高く、その理由もわかっていません。原因がわかっていないため、予防法もないのです。
ガングリオンは悪性に変わることはないことがわかっています。
病院で検査をすれば、すぐガングリオンかどうか、調べられます。
ガングリオンの場合、注射器などで患部を吸引して、茶黄色のゼリー状の
粘液が出てきたらガングリオンです。
ただし、痛みを伴ったり、違和感があるなど、日常生活に支障がある場合は、
対処治療が行われます。
ガングリオンの原因がわかっていないため、根絶治療はまだ確立されて
いないようです。
ガングリオンの対処治療は、大きくわけて3つあります。
穿刺治療・手術除去・レーザー治療です。
穿刺治療は、注射で膨らみの原因となる粘液を吸引します。
かなりの痛みが伴います。手術除去は、部分麻酔の手術で、ガングリオンを
袋ごと除去します。手術跡が残るなどリスクを伴います。レーザー治療は、
患部に直接レーザーをあて除去します。3.4回の施行が必要となるため
時間がかかります。
ガングリオンは悪性ではないですが、再発性が高く何回でも発症する危険性が
ありますので、根気よい付き合いが必要となるかもしれません。
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