ガングリオンの応急処置
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ガングリオンの応急処置は注射でガングリオンの中身を吸い出す穿刺治療が一般的です。しかし、穿刺治療であれば当然ながら医者に治療してもらう必要があるのですが、本当にガングリオンが痛くて、今すぐこの痛みを何とかしたい場合には向いていません。
そこでガングリオンの応急処置である穿刺治療と個人でできるガングリオンが痛むときの応急処置の方法についてみていきます。
まず、ガングリオンの穿刺治療ですが、この治療方法では太い注射をガングリオンにさしてガングリオンの中の液体を吸い出すことでガングリオンを治療します。
この穿刺治療がなぜ応急処置と言われているのかというと、
① すぐに治療ができること
② ガングリオンの再発率が高いこと
この二点が理由としてあげられます。
まず、すぐに治療ができるということに関しては、ガングリオンができたかもしれないと思って医者に見せに行くと、その日のうちに注射で中身を吸い出してしまうということも結構あります。穿刺治療というのはそれぐらい気軽にできて、ガングリオンに激痛が走る時は重宝します。
しかし、この治療方法は非常に高い確率で再発します。一度ガングリオンの中の液体を抜いても大抵の場合には半年後にはまたガングリオンが膨らんできてこれがいつまでも続きます。というのもガングリオンというのは袋の中にゼリー状の液体がたまってできているのですが穿刺治療では、この中身の液体を抜き出すことができても、袋を除去するまでには至りません。所詮、皮膚が再生してしまうような細さの注射針で注射しているのでガングリオンの袋も穴が開いても再生してしまうのです。こういった理由からガングリオンの穿刺治療では再発率が高く、すぐにガングリオンの治療を行い痛みを和らげることができるが、ガングリオンの根本を立つことができないという点から、穿刺治療はガングリオンの応急処置として知られているのです。
また、ガングリオンが夜中に急に痛み出し、今すぐに何とかしたいという場合もあるかと思います。穿刺治療をしようにも医者は開いていません。そんなときにできる個人レベルの応急処置は固定して冷やすことです。
ガングリオンが痛むのは、関節を動かした時にガングリオンが神経を圧迫し、神経が悲鳴を上げているからなのです。なので、まずはあまり関節が動かないように関節を固定してください。また、ガングリオンが痛い場合は神経を鈍くするために間接付近を冷やしてください。こうすることで痛みは幾分か和らぐと思います。
しかし、これは本当に応急処置にすぎません。翌日まったく痛みがなかったとしても、いつまた痛みが再発するかはわからないのですぐに病院で診てもらってください。
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