ガングリオン

ガングリオンの治療期間はその治療方法によって様々です。
ガングリオンの治療方法としては一般的に穿刺治療、除去手術、レーザー治療などがありますが時間のかかる順にレーザー治療、除去手術、穿刺治療となっています。

まずレーザー治療ですが、この治療方法は再発率の低い治療方法として注目を集めています。一回の治療時間も15分程度で終わるのですが、残念なことにこの治療法では一か月間、ほぼ毎日通院してレーザーの照射を受けなければなりません。主婦の方なら何とか時間をやりくりすれば通院は可能かもしれませんが、社会で働いている人はなかなか難しいかもしれません。

次に除去手術ですが、ガングリオンという小さなしこりを除去するために意外と大がかりな手術が必要となってきます。大きさによっても変わりますが少なくとも丸一日の入院は必要でガングリオンが大きかったり、周りの神経と密接したりしていた場合は数日の入院が必要となってきます。

最後に穿刺治療です。この治療法はガングリオンに注射針を刺して中の液体を抜き取る治療方法なのですが、15分程度の短時間で治療が終わります。しかし、この治療法は再発率が非常に高く、結局は何度も病院に通わなければならない羽目になる可能性があることを知っておいてください。

治療期間のほかに治療方法によって再発率や痛み、手術費用などの値段が異なっています。どの手術方法が一番すぐれているとかではなく、その人その人で適切な治療方法はかわってきます。もちろん治療をしないという治療方法も十分考えられます。

幸いなことにガングリオンはそれ自体は無害で自然治癒の可能性もあります。痛みや違和感のないかたは、気長にガングリオンの自然消滅を待つのもよいでしょう。