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ガングリオン

ガングリオンについて詳しく説明しています。 ガングリオンのつぶし方や痛み、原因、手術方法、似た症状を伴う病気についてまで説明します。

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ガングリオンと粉瘤

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ガングリオンとは

ガングリオンとは、手足などの関節にできる袋状の仮性腫瘍のことで、関節近くにある膜や粘液嚢胞に、ヒアルロン酸を多く含むゼリー状の液体がたまることによってできます。無症状のことが多いものの、ガングリオンが肥大化すると神経や腱を圧迫し痛みを伴うこともあります。関節の周辺はどこにでも出来る可能性があり、指の付け根の腱鞘付近、手関節にできる場合が多く、特に若い女性に発症率が高いです。

粉瘤とは

粉瘤とは、皮膚の下に袋状の構造物ができ、そのなかに角質や皮脂のような物質がたまった腫瘍の総称です。顔面、項、背中などによくでき、粉瘤の中心には、目と呼ばれる黒点状の穴があります。これを強く圧迫すると中からひどい悪臭を放つドロドロとした練り状のものが出てきます。また、毛穴から細菌が感染した場合、赤く腫れ上がり、痛みを伴うようになります。

ガングリオンと粉瘤の違い

ガングリオンは手首や指の関節、足の表側に出来ることが多く、小さな豆粒位のものからおや指位の大きさです。一方、粉瘤は顔、首、背中、胸など上半身にできやすく、大きさは小豆大のものから卵大のものまで様々です。
またガングリオンは指で押しても動きませんが、粉瘤は指で押したときに少し移動します。

ガングリオンの治療法

ガングリオンは良性腫瘍であるため、痛みのないものであれば治療をしなくても、放置しておけば自然に打撲などでつぶれます。しかし、ガングリオンが肥大化し、神経を圧迫して痛みやしびれなどをともなうようになると注射器で内容を穿刺吸引するなどの治療が必要となります。
治療でガングリオンを穿刺吸引しても、ガングリオンは再発する可能性が高く、再発を繰り返す場合には簡単な手術による除去が行われることもあります。特に手関節や手指のガングリオンで穿刺吸引を繰り返した場合、感覚障害や運動障害が悪化し、後遺障害を残すこともあるので注意が必要です。
手術ではガングリオンの袋を切り取ることになりますが、袋後と切り取ってもガングリオンが再発する可能性は決して低くはなく、神経麻痺の可能性や、傷跡が残る可能性もあります。

粉瘤の治療法

粉瘤もガングリオンと同様に良性の腫瘍であるため、必ず手術をしなければいけないわけではありません。しかし、細菌に感染した場合、赤く腫れ上がり、痛みを伴うようになるので、表面の皮膚ごとすべて切り取ってしまう手術を行います。すでに腫れ上がってしまっている場合には、一度切開して膿を出すことで対処し、炎症が治ってから改めて粉瘤を袋ごと摘出することで根本的に治療するという2段階の治療が必要となります。
また、表面皮膚の切開は最小限にして、皮膚の下の粉瘤のみを摘出することが可能な「くり抜き法」という手術法もあります。この方法の場合、切除手術に比べると施術時間が短く、最終的には傷跡はにきび程度のへこみになります。

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