ガングリオン

 

ガングリオンは多くの場合、痛みを伴わず、体に害がない治療なので治療は行われません。

そして、ガングリオンは自然治癒する主要でもあります。

 

ではその自然治癒というのはどのようなプロセスで行われるのでしょうか、

まず、間接付近にガングリオンは発生します。

ガングリオンの発生原因は明確には解明されていませんが、

基本的にはリンパ管が詰まることによって発生します。

かなり大雑把に説明すると、リンパ管がつまり、そこにヒアルロン酸の一種である液体がたまることによってガングリオンは発生します。

 

この場合は詰まるというよりも管が狭くなり、そこでリンパの流れが滞るといったほうが性格でしょうか、

そして、その部分にゼリー状の液体がたまるにつれて患部は膨れ上がっていき、外から見てもガングリオンが認識できるようになります。

 

目で見てわかるようなガングリオンは人間で言うと３０～４０歳の年齢です。

実はガングリオンは認識されるまでに長い幼少時代をすごしているのです。

 

そして大きくなったガングリオンですが、たいていの場合はいつの間にかつぶれてなくなっています。

どのようにしてなくなっていくかというと、

①何らかの衝撃でガングリオンの袋が破れ、ガングリオンの中の液体が体中に分散される。

（この場合はガングリオンの袋が再生する可能性もあり、ガングリオンが再生することも考えられます。穿刺治療などもこれと同じようなことが行われています。）

②体質が改善されてリンパの滞りがなくなる。

ガングリオンはリンパのつまりから発生しています。体質が改善され、リンパ管の中を液体がスムーズに流れるようになるとガングリオンは次第に小さくなり、なくなっていきます。

 

ガングリオンが治る場合はほとんどがこの２つに集約されます。

ガングリオンが治ったあと、①の場合はガングリオンの再発する可能性があり、②の場合はしばらくガングリオンが再発する心配はありません。