ガングリオン

ガングリオンが指に出来たら

 

①注意が必要な部位

　ガングリオンは良性腫瘍でそれができたからといって危険というものではありません。しかしできた部位によってはあまり大きくなくても痛みを感じることになります。なぜならガングリオンの痛みの原因は、血管や神経が圧迫されているからです。

　つまり、関節部のスペースが大きい場所であればそれほど気にはなりませんが、指のように狭い場所では注意が必要です。

　また足裏など、日常的に圧迫されることの多い部分でも注意が必要です。

 

②指にもガングリオンはできる

　一般的には手首に多いとされていますが、ガングリオンは関節部にできるので当然指にもできることはあります。この場合はおそらく上記の理由ですぐに痛みを感じると思われます。

　痛みを感じた無理はせずに医師に相談に行きましょう。自然に消滅することもあるので経過を見るだけの可能性もありますが、医師と相談することで精神的なストレスを和らげておきましょう。もちろん日常生活に支障をきたすようであれば、穿刺手術などの治療法を行うことも考えておきましょう。

 

③決め付けたりはしない

　指にもガングリオンはできると書きましたが、それ以外の腫瘍の可能性も十分に考えられます。見た目にはどれも同じコブのような形をしているので、エコー写真を撮ったり、内容物を取り出して調べるのが一般的です。コブができたからガングリオンだと決め付けず、一度医師の診察を受けてから治療法を考えましょう。